単純にインターンを解明!
ニートーフリーター問題や、「3年3割問題」が顕著となるなか、少しでも多くの学生に「仕事体験」をしてもらい、社会との接点を持ってほしい。
その機会を提供しよう、というわけである。
なるほど、もっともらしい理由ではある。
しかし、つぎの項目で詳述するように、この「仕事体験」は現実とは大きくかけ離れているのが実態である。
そして、もう一つの建て前としては、「社内の活性化」がある。
インターンによって若い学生を社内に入れることにより、一般の若者の視点を取り入れられ、社内が活性化するというわけだ。
商品・サービスだけでなく、事業運営なども含め、「若者の眼」で見てもらい、改善していこう、ということだろう。
また、社内の活性化に近いが、「若い社員の育成のため」という理由もある。
まだ部下を持っていない若手社員に学生の指導を任せることにより、仕事の基本を再確認させるだけでなく、マネジメントカやリーダーシップも発揮してもらおうというわじゃあなにか、うちは三流会[三流大学ですけど、採ってくれますPI]社か?大学ごときでウダウダ言うんじゃねえ。
けた。
ここまでか、よくある建て前の理由である。
では、「本音の理由」は何か?一つは、「早期からの学生の囲い込み」である。
いわば、採用活動が本格化する前に、「早めに学生にツバをつけておく」というわけだ。
実際に、夏のインターンに参加した学生に内々定を出す企業も、外資系企業やベンチャー企業を中心に、まれに見られる。
たとえば、人事情報システムなどを手がけるIT企業のワークスアプリケーションズは、インターン参加者の囲い込みを強化していることでよく知られている。
インターンを行った学生のうち、優秀な学生には、なんと最大5年間有効の「内定パス」を出している。
このインターンには大学1年生から参加可能だ。
また、5年間有効ということは、大学院に進学しても、最初は他社に就職しても、入社できる可能性が高い。
「課題解決」など、インターンのテーマを学生が関心を持ちそうなものにしているのもポイントである。
「社名はよく知らないけど、そのテーマなら受けてみようか」という自分で決めろ、ボ「御社に行くかどうかは、親と相談して決めます∩ケ!一生親任せで幸せになりな!学生が集まるからだ。
正直、企業としての一般的な知名度はまだまだ低いと言わざるをえないが、インターンプログラムの知名度は学生の間で絶大である。
2008年のインターン説明会には、実に1万人の学生が参加したという。
内々定や内定パスを出さないまでも、採りたい学生に継続的にコンタクトを行い、選考において途中のプロセスをパスさせる(本人に伝える場合と伝えない場合があるが)などの策を実施している企業もある。
もっとも、大学3年の夏に「内々定です」と言われたところで、学生も「決断できない」のが本音であろう。
「もっと他に良い企業かおるのではないか?」と考えるに決まっている。
特に売り手市場となり、新卒採用の状況がかつての氷河期から温暖化に向かった現在では、囲い込みの意味はかなり薄れている。
では、企業がそれでもなおインターンシップを実施する最大の理由は何か?実は、「早期から就職先として認知させるため」である。
つまり、「鳥ははじめて見た動いたものを親だと思う」のと同様、早い時期から「就「地元を出たくないんですけど」じゃあ、出るな。
誰もあんたに田舎を出て都会の空気を悪くしてくれと頼んじゃいないんだし。
職先の企業」として頭のなかに刷り込んでおきたいというわけだ。
この時期に強烈なインパクトを残しておけば、その後の正式な採用でのエントリーや、就職人気企業ランキングでの順位アップなどが狙えるし、逆にインターンを実施しなければ、企業としての存在感は薄れてしまう。
リクルートや毎日コミュニケーションズ、エンージヤパンなどの就職情報会社も、インターンの募集時期である大学3年の5月から6月にかけて、インターンの合同企業説明会を開いたり、ナビサイトを強化したりしている。
このなかでも、インターンの合同企業説明会は年々、動員数が増加傾向にあるようだ。
いまや、『就活はインターンから始まる』とさえ言われる時代である。
多くの企業がインターンを実施し、学生も参加するので、企業にとっては「やらざるをえない」状態になっていると言えるだろう。
企業がひねりだした「1日インターン」では、ここからは、インターンプログラムの中身に迫ってみることにしよう。
結論から言うと、「仕事体験」という大義名分からは大きく離れたものかほとんどでうちはどっちでも。
学生なんだか「インターンをしないと不利ですか?」ら、有利不利とかセコいこと考えるなよなあ。
ある。
いまや、企業や社会人との接点が少しでもあれば「インターン」を名乗っているのが現状だ。
その最たるものが、セミナー形式の「1日インターン」。
文字通り、1日で仕事体験をしてしまおうというプログラムである。
学生は、企業のホールや会議室に集められる。
一回の参加者は企業によるが、数十名から百数十名程度の規模である。
そして、採用担当者や実務を担当している先輩社員が、「業界研究」や『仕事研究』と称された講演を行う。
学生は席に座り、講演を聞きながらメモを取る。
あるいは、居眠りをする。
「それって、普通の就職セミナーじゃないか19」と突っ込みたい人もいることだろう。
その通りである。
仕事体験の要素はそこにはない。
しかし、学生も「企業の話を網羅的に聞きたい」と思っているので、実はニーズは合致している。
仕事体験的なコンテンツが盛り込まれている1日インターンもあるにはある。
「グループディスカッション」や「ビジネスゲーム」などがそれに相当する。
ここでは、ビジネスゲームについて説明しよう。
参加した学生は、各テーブル6名程度ずつに分かれてチームを結成する。
各チームに「夏休みはどう過ごすべきですカリ」知らないよ、そんなの。
―夏かけて、そのセコい発想を変える努力をしてくれよ。
は役割が与えられて、チーム同士で競い合う。
たとえば、商社のビジネスゲームの場合は、各チームが各国の役目に分かれて、国際間取引、貿易をそれぞれの立場で考える。
ある案件について、投資すべきかなどを意思決定する。
ゲームを楽しみながら、商社のビジネスの仕組みがわかるというわけだ。
他にも、チーム内で議論するものなど、さまざまなパターンがある。
しかし、これらは「仕事の疑似体験」ではあるが、やはり「仕事そのもの」ではない。
なのに、参加した学生は「ビジネスの仕組みがわかったI・」「楽しく参加できた¶・」と満足げである。
「これのどこがインターンか?」と言う声ももちろんあるが、企業はそう言い切っているし、学生も「これもまたインターンだ」と認めているので、しようがない。
1日インターンに関する学生のブログなどを読むと、「あの会社のものはよくできていた」など、お客様の視点、受け身の姿勢で評価するものが多数見受けられる。
本来、インターンという仕事体験を通じて学ぶことのなかには、自ら行動を起こすことなどが挙げられているはずなのだが、1日インターンに参加する学生は、そのような視点を持たないらしい。
「大学院に行こうかどうか悩んでいます」勝手に悩め。
ここは職員室でも家族会議の場でもないし、神父の小部屋でもない。
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